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美術とデザイン
 今日、教育学部美術専攻の友人の制作現場に初めて潜入した.三階建ての古い建物だが、そこから高い位置に我らが工学部棟がずらりとみえる.美専の人たちは4年間そこで制作してきたわけで、僕は全く知らない世界だった.まるで違う大学みたい.そこから見える工学部棟が不思議に見えた.

そこでは友人が油絵を数点制作中で、担当の先生ともちょっとお話させていただいた.「筆のタッチで表現したいものを伝える」「双眼鏡を逆にして絵を見るとかして、現実を脱する」これが友人のコンセプトだそうです.すごく興味深く、若干緊張しながらもキラキラしながら自分とのギャップに驚いていた.「・・・アートだ・・・勉強したい・・・笑」.
お隣の建物なのに四年間そんな世界を知らなかったのが残念に思え、もっといろんな人と知り合えてたら自分自身や考え方も影響されてたに違いない.僕達が学んできたデザインはターゲットユーザとか市場調査とか、色んな制約(コンセプト)にガチガチに固められて、その中でなんとか形を作ることしかやってこなかった.だから造形を第一で考えることを忘れていたんだろう(これはウチの大学特有).逆に美術専攻のデザイン専攻はとっても自由.制約なんかなく、発想第一!次々面白い作品がでてきそう.ただ、それが”直接何かの役に立つ”というものではない.ホントに両極端な学科が同じ大学内にあることに驚いた.もっと工学部と教育学部がコラボレーションした教育をしていけば、おもしろいことが起こるかもしれない.普通の美術大学よりも工学よりの何か新しいデザイナー・・・美術とデザイン_b0054720_2443358.jpg
by tsuru-turu | 2004-11-10 02:46 | think


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